アウトソーシング契約における委託者
アウトソーシング契約は、その特質として、委託者側から受託者側へ種々の内部情報が開示される点が挙げられるため、秘密保持契約の締結又は秘密保持条項を設ける必要が出てきます。
それは、アウトソーシング契約は、業務を外部委託することにより、費用削減が期待できる反面、セキュリティーの問題が発生するためであり、契約書において、秘密漏洩の防止に繋がる条項を設けることが必要になります。
具体的には下記の点に留意することが大事となってきます。
・ 守秘義務違反について、損害賠償条項等を設けることにより、守秘義務の遵守を促すこと。
・ 秘密が漏洩した場合の対処方法を取り決めておくこと。
・ 詳細な秘密保持条項を取り決める場合、別途秘密保持契約書の作成を検討すること。
