納入態様を定めることの重要性
webサイト受託制作契約の場合、契約書上に明確に納入態様を定めることが重要となり、例えば、「納期までに完成させ、甲の指定するウェブサーバーにアップロードする。」等と定められたりします。
この点、取引基本契約や動産売買契約等の場合、納入態様はあまり問題となることはありませんが、webサイト受託制作契約の場合、webサイトは有体物ではないという意味で納入態様の条項は重要となってきます。
具体的には、記録媒体に記録して引き渡すのか又はデータを送信するのかといったことが問題になると考えられため、納入態様について当事者間で協議して合意の結果を契約書上に反映することが望ましいと考えられます。