【意義】
隣地使用に関する合意書は、建物改修工事のために隣地を使用する場合にその土地所有者と隣地の所有者との間で取り交わされる合意書になります。
隣地使用に関する合意書においては、隣地使用の範囲、態様、期間、使用料等に関する事項がそれぞれ規定されます。
【隣地使用の範囲等】
認識の齟齬を防止するため、隣地使用の範囲、態様及び期間が規定されます。
【使用料】
民法上、隣地の所有者に損害が生じた場合を除き、使用料の支払義務は生じないものの、今後の円満な近隣関係を考慮して建物が所在する土地所有者から隣地の所有者に対して一定の使用料が支払われることがあります。
【配慮義務】
建物が所在する土地所有者については、隣地の所有者の日常生活に影響を与えないよう配慮すること、隣地の土地所有者については、建物改修工事の円滑な実施に協力することが、それぞれ規定されることがあります。